これからは昆虫料理がアツい!?※やや閲覧注意
今、密かに注目されているのが「昆虫食」。
かつてはバラエティ番組などで罰ゲームとして扱われていた、いわゆるゲテモノ料理に分類されるカテゴリーの昆虫食ですが、徐々に外食業界に進出しているのはご存知でしょうか?今回は知られざる昆虫料理についてまとめてみましたのでぜひ最後までご覧ください!
目次
1. 昆虫料理の世界における現状
注目を浴びている、というのは日本に限った話かもしれません。昆虫料理はすでに世界的には日常食の部類になっており、アフリカや中国・スペインなどをはじめ、南極以外のすべての大陸に昆虫食文化が残っており、現在、食用にできる昆虫は約2000種類にも上ります。現在も世界のおよそ100カ国に多様な昆虫食文化があるそうです。
出典: https://bugsgroove.com/articles/5
一方、日本では昆虫料理というと「イナゴの佃煮」「蜂の子の甘露煮」くらいしか浮かばないのではないでしょうか?そしてその食文化は一部の地域にしか残っていないようです。
「長野県伊那市(伊那谷地域)には現在もハチの子、ざざ虫、蚕のさなぎ、イナゴなどを食べる習慣が残っています。」【出典:マイナビ農業】
まだまだ日本では昆虫料理が日常食として浸透しているとは言い難いですね。
2. なぜ今注目を浴びているのか?
このように、まだ主流ではない昆虫料理が今注目を浴びているのはなぜでしょうか。ずばり、食糧難の危機を救う可能性があるからです。
農水省の統計資料によると、世界人口は現在の約70億人から2050年までには90億人以上に増加すると記されています。私たちが健康的に生きるのに必要なタンパク質の摂取は主に食肉ですが、増え続ける人口に対して食肉の生産量が追いつかなくなっていくのが危惧されています。
そこで、注目されているのが昆虫です!昆虫には牛肉や鶏肉などよりもタンパク質が豊富にふくまれており栄養満点です。(100gあたりのタンパク質含有量:コオロギ65g 牛肉20g)
飼育による温室効果ガスの排出量も牛の100分の1程度と言われており、ほとんどが食べられる部分なのでロスも少なく環境に優しい食材と言えます。食肉不足に備え大豆を使った擬似肉や、培養肉などが生み出される傍らで、昆虫料理が密かにその代役を担う世界が来るのも近いかもしれません。
3. 実際に提供されている昆虫料理
では、実際にどんな昆虫料理が提供されているのかお店と共にご紹介します。
・米とサーカス 渋谷パルコ店
MUSHIパフェ 1,250円(税込)
引用:BUSINESS INSIDER https://www.businessinsider.jp/post-203217
タガメがまるまる1匹乗ったパフェ…。見た目のインパクトは最強です。なんとタガメはマスカットの味がするという噂も…!?
「米とサーカス」ではその他に虫のパテをバンズに挟んだ特製BUGバーガーや、タガメ・オケラ・コガネムシなど6種食べ比べセットを提供しています。ある意味インスタ映え間違いなし!!!
・無印良品
コオロギせんべい55g 190円(税込)(写真:無印良品公式HP)
こちらはコオロギを食べやすく粉末状にして練り込んだものをおせんべいにしたもの。即日完売になるほど人気なようです!昆虫はエビやカニなどの甲殻類と同じ成分が含まれているため、お味もそれに近いんだとか。見た目も虫要素ゼロなので、初心者でも挑戦しやすいのが人気の秘訣なのかもしれません◎
4. 昆虫の入手法
ネット通販で手軽に購入することができます。
・「TAKEO」公式HP:https://takeo.tokyo
昆虫スナックや昆虫ふりかけなどそのまま楽しめる商品が多く揃っています。
ゲンゴロウ・ガムシ 15g 1,180円(税込)
・「bugoom」公式HP:https://bugoom.jp/sp/
昆虫料理の食材探しに最適!粉末など料理に使いやすく加工されているものが多くあります。
SILKWORM POWDER【No.10】net.100g 2,856円(税込)
もちろん、自ら昆虫を採取して調理することも可能ですが、寄生虫や毒がある昆虫もいる為、生食は避け、必ず火を通して調理してください!
5. さいごに
昆虫料理の秘める可能性はいかがでしたでしょうか?
栄養豊富で環境に優しく、ほとんど食べることのできる昆虫は、今後人類を救うかけがえのない存在になることでしょう。様々な話題性を持つ昆虫料理をお店のメニューに取り入れて、昆虫食文化の先駆けになってみませんか?
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