2020年7月21日

ビアガーデンのメニューに「食べ放題」って本当に必要!?

7月に突入し、いよいよ夏本番が目の前まで迫ってきましたね!みなさんは夏といえば何が思い浮かびますか?やっぱり!「海」・「花火」・「ビアガーデン」ですよね~!!
 
今年は新型ウイルスの影響もあり、屋外・屋上で換気が良く密状態になりにくいビアガーデンが人気を集めそうという予想がメディアなどでも良く見かます。果たして本当にそうなのか・・・そして、今後ビアガーデンがどうあるべきなのか・・・お話ししていきたいと思います。

 

目次

1. 従来のビアガーデン

2. なぜ食べ放題が多いのか

3. ”ビール”から”雰囲気”の時代へ

4. ビアガーデン業態の今後・まとめ

1. 従来のビアガーデン

ビアガーデンのウリといえば、①屋外・屋上で解放的②男性・女性全員に人気の夏の風物詩③気軽・手ぶら④食べ放題で沢山食べられる、この4つがよく頭に浮かびます。
 
①は場所が屋外・屋上なので解放的でそれだけでビールが何倍も美味しく感じますよね!ついつい飲みすぎちぃます。②は逆に「ビアガーデンが嫌い」という人を聞いたことがないくらい20代~60代までの幅広い年代の利用が多いです。③はバーベキューと違い自分たちで準備する必要が全くないので、とても気軽で楽ですよね。④は沢山食べたい人には最高の食べ放題プラン!肉肉肉・・・もう止まりません!!
 
昨年までは上記のようなビアガーデンが定番化し多かったですが、果たして今年・来年は同じようなウリのビアガーデンが人気を集めるのでしょうか。新型ウイルスの影響がきっかけで従来の形が変わってくるかもしれません。

 

 

2. なぜ食べ放題が多いのか

現代「食べ放題」は大抵のビアガーデンにあるメニュープランかと思います。なぜ、食べ放題が人気で導入している飲食店が多いのでしょうか。
 
①料金が定額のため、損益分岐点が見極めやすい。②制限時間が設けられているため、お店を回しやすい。以上の2点が大きな理由として考えられます。
 
①は損益分岐点を把握することで、おおよその売上目標がわかり、どのように運営したら良いかや予算・費用の見直しなどにも役立ちます。②は①を把握した上で何回転させて売上・利益を積み上げていくか。価格競争・エリア競争が激しい飲食業界ですので、自分のお店の経営状況をしっかり把握し、何年も飲食店を継続していくために「食べ放題プラン」を導入している飲食店が多いのが事実なのです。

 

 

3. ”ビール”から”雰囲気”の時代へ

最近では20代を中心に男性よりも女性の方が「ビアガーデンが好き!行きたい!」と思う人が多い傾向にあります。ビアガーデン=ビール=男性という考え方はもう古く、女性目線にも合わせたハイボールやレモンサワー、シャンパンなどを目玉商品として差別化を図ってみるのも良いかもしれません。
 
さらに、「ビアガーデンが好き」な理由として、“ビール”よりも“雰囲気”と考えている人が7割以上と衝撃の結果となりました。
 
昨今ビアガーデンはビールを楽しむイベントではなく、夏の一大イベントとして非日常体験を楽しむイベントにシフトしている傾向にあります。このことから、雰囲気をさらに楽しむために「コスプレビアガーデン」や「時間限定花火タイム」などをコンセプトとし、新感覚で楽しめるビアガーデンを目指してみてはいかがでしょうか。

ビアガーデンが好きかを聞いてみると、昨年より4ポイントプラスで71.6%が【好き】と回答しました。性別で見ると、昨年同様に女性では20代女性(72.4%)がトップになりました。またビアガーデンが好きな理由を聞いてみると【開放的な気持ちになれるから】を筆頭に【夏の風物詩だから】【景色・夜景を楽しむことができるから】と続いています。昨今ビアガーデンはビールを楽しむイベントではなく、夏の一大イベントとして非日常体験を楽しむイベントにシフトした傾向にあるからか昨年1位であった【ビールが好きだから】は約20ポイントダウンで4位となりました。
【出典:株式会社ぐるなび 2018年ビアガーデンに関する調査レポート

 

 

4. ビアガーデン業態の今後・まとめ

新型ウイルスの影響もあり、席数の縮小やビュッフェ形式を中止する店舗・一人一人小分けにした状態で料理提供など、早くも姿を変えつつあります。飲食店はニーズに合わせて経営をしていかないと3年5年10年と長期的に続けていくのは困難です。コンセプトなど内容の部分の変化だけでなく、内面部分も変化していく必要があると私は思います。
 
例えば、「無人ビアガーデン」です。スタッフを配置せずに全てセルフ式で対応をしていきます。人件費削減に繋がり、密状態をさらに避けることが出来ます。次に「カスタム食べ放題プラン」です。全●種が食べ放題とWEBやチラシで良く見かけますが、食べ放題といっても絶対ににその半分も到底食べられません。
 
そのことから、食べ放題にするメニューをお客様に事前にお選び頂き、その数やメニューによって金額も変動させていく。廃棄ロスなどコスト削減に繋がります。その時その年のニーズに合わせて、「昨年とは違った形で運営していく」こういったことを毎年工夫改善を行っていくことが重要であると私は思います。

 

 

最後に・・・・

いかがでしたでしょうか。個人的な意見が多いですが、少しでも「なるほど」「試しに少しやってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。
 
あ~~~この記事を書いていたらビアガーデンに行きたくなりました!!!みなさん、今年のオススメはどこですか??