2021年1月4日

飲食店のYouTube宣伝効果・活用方法

近年、YouTubeにて飲食店の紹介動画が多く投稿されています。有名YouTuberや、芸能人・インフルエンサーなどが飲食店を訪れ動画を撮影し、YouTube上にその動画をアップしていますが、飲食店におけるYouTube動画とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、飲食店のYouTubeでの宣伝効果と動画投稿方法について解説していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

1. そもそもYouTubeとは
2. 飲食店がYouTubeに投稿して宣伝効果はあるの?
3. どうしたらYouTubeに飲食店を投稿してもらえるの?
4. 終わりに

1. そもそもYouTubeとは

YouTubeとは、自分で撮った動画を編集しネット上で自由に動画を共有できる米国企業のサービスです。YouTubeでは各動画に付けられたタグによって自由に検索が可能になっており、視聴したユーザーがYouTube動画に対する評価やコメントを追加できるようになっています。

YouTubeをめぐる23の統計データによると、1人の視聴者がYouTube動画に費やす一日の平均時間は11分24秒であると報告されています。2018年は8分41秒であった事を考えると、利用人数だけでなく視聴時間も確実に増加しています。

検索機能があるということは、店名・業態・看板商品名などで検索してヒットすればYouTube動画を見てもらえる回数が増え、飲食店の認知向上にも繋がります。近年のYouTubeの視聴者数・視聴時間の増加傾向から見て、飲食店の今後の新しい宣伝方法として活用されることも多くなっていくと考えられます。

出典:2020年グローバル最新版!「YouTubeをめぐる23の統計データ」

2. 飲食店がYouTubeに投稿して宣伝効果はあるの?

では、飲食店がYouTubeに掲載して実際に宣伝効果はあるのか?という疑問ですが、私個人としては宣伝効果があるものと考えます。

なぜならYouTubeは、他の媒体と比較しても圧倒的な利用者数を誇ります。インフルエンサーマーケティング研究所による全世代を対象にした調査によって、約72.2%の人々が使用していることが分かりました。つまり、YouTube動画に+αをしてYouTube広告などのマーケティングを行った際、大きな広告効果を得ることができるのです。

さらに、10~20代に限定した場合、YouTubeの利用率はさらに上昇し、94%以上となります。購買行動に積極的で、流行に影響されやすい10~20代にアプローチできることも、魅力のひとつだと言えます。

テレビ離れによりテレビCMを目にしなくなってしまった現代人への新しいアプローチとして、興味のある動画が音声とともに何度でも視聴できるYouTubeは購買行動につなげやすく、非常に有効な媒体です。

また、Youtuberへの撮影依頼はテレビCM等よりも料金が安い場合が多く、さらにターゲットを絞ってYouTube動画を配信できるので、飲食店の方は無駄なく宣伝できます。例えば、ファミリー層をターゲットとした焼肉店であれば、主婦層が多くチャンネル登録を「しているようなYouTuberへ依頼、または女性をターゲットとしたカフェであれば、写真映えするような動画を配信しているYouTuberに依頼をすることで飲食店がターゲットとしている層に向けてアプローチが可能なのです。

これまでのポイントをまとめます。

・動画と音声で記憶に刷り込ませることが可能
・飲食店や外食に興味のあるターゲットにアプローチが可能
・テレビCMより安く宣伝が可能

上記より、飲食店のYouTubeでの宣伝効果は十分にあると考えられます。

出典:YouTubeマーケティングの効果と成功事例、インフルエンサーの活用方法

3. どうしたらYouTubeに飲食店の動画を投稿してもらえるの?

飲食店がYouTubeに動画を投稿する方法は大きく2つあります。

A:自ら動画の撮影、投稿

B:人気YouTuberやインフルエンサーに依頼して、実際に飲食店に来店してもらい投稿

A の場合、コストがかからないという点がメリットではありますが、飲食店の方が自ら撮影から投稿まで行うとなると相当な時間や労力がかかります。さらに、動画編集やサムネイル作成に慣れていないとなると、そもそも視聴してもらえなかったり、うまく美味しさを伝えられないということにもなりかねません。

見習いシェフが作る料理より一流のシェフが作る料理の方が美味しいのと同様、知識のない人が動画を作成するよりもノウハウのあるYouTuberが飲食店の動画を作成した方が宣伝効果も抜群です。また、第三者目線の内容の方が実際に来店した際のイメージもつきやすいということもあり、Bの人気YouTuberやインフルエンサーに依頼をして、実際に飲食店に来店してもらい投稿してもらうことを推奨します。

インスタラボ編集部によると、YouTuberに依頼した際の費用はざっくり下記のようになります。

チャンネル登録者数×フォロワー単価×キャスティング人数

例えば、チャンネル登録者数が5万人でフォロワー単価が2円、キャスティング人数が3人であれば
5万人×2円×3人=30万円となります。
(別途、交通費などもかかります。動画配信の内容や飲食店によって料金等は異なるのでご注意ください。)

ターゲットを明確にしたYouTubeでの配信は今後増えてくると想定されるので、先手必勝です!

出典: ユーチューバー(YouTuber)へのPR依頼方法と費用相場、注意ポイントを詳しく解説

4. 終わりに

いかがでしたでしょうか?

飲食店がYouTubeで宣伝をするのは、今まであまり見られなかった光景ですよね。時代の変化と共に飲食店が行うべき広告や宣伝方法は異なります。飲食店のみなさんの今後のPR活動の参考になれば幸いです。

弊社では、YouTubeやSNSの運用代行や広告などの支援も行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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