2020年10月29日

UberEats・出前館の違い

よく飲食店を経営されている方からこんな質問がきます。

「デリバリーサービス（出前館やUberEats）ってやった方が良いよね？」「UberEatsと出前館どっちから手をつけるべきかわからない…」「UberEatsや出前館始めたいです。でもやり方がわかりません」

今回はこういった質問に対して、出前館とUberEatsの違い・導入までの流れやそもそも始めた方が良いのか？についてまとめていきます。

1. UberEatsと出前館の違い

まず、現状お弁当やテイクアウトを扱っていて、デリバリーアプリの導入を検討しているのであれば、出前館やUberEatsはぜひとも始めることをおすすめします。

理由は新型ウイルスの影響もあり、今後も需要が伸びていくと考えられるからです。実際にUberEatsのアプリダウンロードランキングがAppストアで2位になるなど、新型ウイルスの影響で一層需要が高まっています。 ※１位はzoomアプリ

最近はコンビニの商品もUberEatsでデリバリーができるようになり、ユーザーは幅広い業種や飲食を扱うお店の料理を選択・楽しめるようになりました。

では、出前館とUberEats、それぞれ何が違うのか？下記5点について説明します。

①登録掲載店舗数
②費用
③主な利用ユーザー層
④配達方式
⑤登録・掲載までの流れ

①登録掲載店舗数

UberEats：約25,000店舗
出前館：約24,000店舗

②費用

UberEats
初期費用0円or５万円
手数料：売上の35%

出前館
初期費用：0円
月額利用料金：0円
手数料：33%(自社で配達可能な場合は10%のみ)
決済手数料：1~３％
※上記は10月末までのキャンペーン時の金額

③主な利用ユーザー層

UberEats：20~30代の若年層
出前館：ファミリー層

④配達方式

UberEats：個人事業主が配達
UberEatsアプリを登録して運営会社から配達用のバッグを受け取れば誰でも配達員になれる。配達時も自転車・バイク・車と様々

出前館：専属のデリバリースタッフが配達
接客や運転技術など、出前館が設ける一定基準を合格したスタッフが配達。配達時はトップメーカーと共同開発した専用のバイクと自転車を利用。

⑤登録・掲載までの流れ

UberEats：約２ヶ月〜
出前館：１ヶ月半〜２ヶ月ほど

上記にまとめてみましたが大きな違いは３つ、手数料・ユーザー層・配達員です。出前館は自社で配達可能な場合は10％＋決済手数料のみになるのでUberEatsと比べて負担が少ない手数料になります。

ユーザー層は、大きく偏った違いは見られません。出前館でも若年層は多いですし、UberEatsでも家族での注文もあります。

しかし、CMを見てみると、UberEatsは（テニスの錦織圭選手がでているCM）あまり聞きなれないオシャレ？な料理名を注文しているCMに対し、出前館は（ダウンタウンの浜田さんが出ているCM）映像の中でハンバーグの写真や主婦の方に対して訴えかけるフレーズを使用したCMとなっており、それぞれ家族や若年層をターゲットとして制作されているかのようにも見られます。

そして大きな点は配達員です。出前館サービスは、配達基準をクリアしている配達員のスタッフになる為、飲食店側にとっては安心ですね。UberEatsはエリアにもよりますが、配達員数の上限がない為、連続で注文が入っても運ぶ人が複数いる安心感はあります。

2. ユーザー視点で使ってみた時の比較

実際注文をして対応の良さ・配達時間の点で出前館とUberEatsの違いを見たいと思います。

対応の良さは個人的にはどちらも良かったです！出前館はちゃんとしたプロの配達員さんという感じでしたしUberEatsもアプリ内で事前にどんな人が来るのかを見ることができます。個人的にSNSでUberEatsの配達が雑な時がある（容器から溢れているなど）と書いてあったので不安もありましたが全くそんなことはありませんでした。

大きく変わったのは配達時間でした。UberEatsは注文から大体25分ほど出前館は35分ほどで届けていただきました。10分の差ではありましたがUberEatsはアプリ内で今どこを走っているのかを追うことができますし、出前館は注文の際におおよその配達時間の表記があるので便利です。（出前館は表記時間よりも10分程早く届けていただきました！）

使ってみての比較は質を取るなら出前館、早さを取るならUberEatsかなと感じました。