2020年10月7日

忘年会に店の売上を確保する方法【2020年版】


忘年会シーズンに向けて、お店での対策等どのようにされていますでしょうか。

2020年、新型コロナウイルスの流行により、飲食業界は窮地に立たされています。5月6月、飲食店の売上高が前年比約50%まで下がる異常事態。店によっては10%を切るということも珍しくありません。それは個人で営業されている店に限らず、フードビジネス総合研究所のデータによると大手チェーンの店でも同様の事態が起きています。
出典:「フードビジネス総合研究所『外食大手月次売上速報』」
https://www.fb-soken.com/monthly_sales.html

これからのシーズン、通常ならば飲食店は忘年会へ向けてお客様の獲得に動きだすシーズンです。しかし、5名以上と言った大人数での来店が厳しいため、忘年会の利用はほぼ0になると言っても過言ではありません。では、その中で飲食店はどう生き残っていくべきなのでしょうか。

目次

1. コロナと戦う飲食店
2. どうなる?忘年会シーズン
3. 忘年会シーズンに向けて
4. 忘年会シーズンの効果的な宣伝方法
5. 最後に

1. コロナと戦う飲食店

全国の飲食店50店舗にあるアンケートを取りました。それは「忘年会シーズンに向けて、お店で何か打開策を検討していますか?」という内容です。

結果はなんと約80%の飲食店が打開策を考えていないというものでした。お話を聞くと「店を維持するのに精一杯で、なかなか打開策を考えるまで頭が回らない。」という声が非常に多かったです。その一方で、お弁当などのテイクアウトを打ち出す店や何とかリピーターだけでも来てもらおうとメルマガなどのDMを送っているという声も少数ありました。

このように、コロナの状況下でも飲食店を経営されている方はそれぞれ考えを持って戦っています。新型コロナウイルスが収束する見通しも立たない中迎える2020年の忘年会シーズン。世の中の流れを予測するのは難しいと思います。本当に悩ましい状況ですよね。

こんな状況早く終わってほしいと願っても終わるものではないので、どう乗り越えていくかを考えるのが先決でしょう。

2. どうなる?忘年会シーズン

まず、2020年の忘年会シーズンにコロナが終息しているかについてですが、可能性としては限りなく0に近いと考えられます。

アメリカのハーバード大学の研究によると、2022年まで人々の行動を抑制し続けないと、ウイルスの世界的流行を止めることはできないそうです。それを踏まえると、今年の忘年会シーズンに終息することはまず無いと考えるべきでしょう。おそらく今のように毎日100人200人の感染者のニュースが出るような状況が続くと思われます。そうなると、例年のように大人数の宴会は厳しいですよね。
出典:「ハーバード大、パンデミック完全終了まで長期化を予想 2022年まで伸びるケースとは」
https://sustainablejapan.jp/2020/04/22/harvard-covid19-social-distancing/48597

では、その中で飲食店がどう対策しなくてはいけないのか次項では考えていきましょう。

3. 忘年会シーズンに向けて

今年の忘年会シーズンのポイントはいかに少人数のお客様を多く集客できるかにかかっています。例えば、例年は10人以上で集まって2~3時間半の飲み会を開催するグループも多く見受けられたかと思います。しかし、今年はそういう訳にもいきません。

そこで、3~4人の少人数のお客様を2時間ほどの時間制限を設け、回転率を上げていくような予約を取っていくのが得策だと考えます。4時間で2組、3組と集められれば、通常の忘年会と同じくらいお客様に来店してもらう事が可能です。

そういったお客様を集めるためには、認知度を上げるための告知が不可欠です。忘年会に向けて店が対策や宣伝をしなければ、お客様は例年どおりの反応を示しません。

では、忘年会シーズンを乗りこえるためには、どのような宣伝方法が効果的なのか。次項で紹介いたします。

4. 忘年会シーズンの効果的な宣伝方法

忘年会シーズンに宣伝をするなら、数ある販促媒体の中でもFAXDMが効果的です。なぜFAXDMが効果的かというと、飲食店の周りにお勤めのリピーターになりやすい会社員やOLさんに直接アプローチできるからです。そこで、今年は会社の忘年会も無く、代わりに少人数で飲みにいくことを考えている会社員をターゲットにし、FAXDMで積極的にアプローチしましょう。

会社員はリモートで働いているのではないかと思いますが、実はそうでもありません。全国のビジネスニュースを取り上げているITmediaによると、全国の7割以上が会社へ出社しているというデータもあり、完全にリモートで業務をしているという会社は2割~3割程度だそうです。
出典:「全国テレワーク実施率、6月から一転下落へ――緊急事態宣言解除で通勤復活も」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2006/11/news109.html

このように、多くの会社員は普通に出社されています。そのため、会社帰りに飲みに行くというシーンは今年も多く見られるでしょう。

FAXDMで店の周りの会社員へアプローチして、1組でも多く少人数のお客様の来店に繋げて回転率を上げ、売上を確保していきましょう。

5. 最後に

今回は、宴会が取れない忘年会シーズンに店がすべき対策についてお話しさせて頂きました。宴会が取れないからと言って悲観をしていては、他の飲食店との競争に置いていかれてしまいます。忘年会の宣伝をするだけでなく、会社員が必要としているランチの宣伝などで一度来店していただき忘年会での再来店に繋げるなどの方法も効果的です。

とにかく、今は飲食業界全体が非常に苦しくいつ元通りになるかは不透明ですが、お店のためそしてお店の味を楽しみにしている人のため頑張っていきましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。

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