2020年10月2日

この一年で東京の飲食店はどう変わる?

新型ウイルスが猛威を振るい始めて約半年。一体誰がこのような状況になることを予測したでしょうか?観光業やホテル業界に並び、今回の新型ウイルスで大打撃を受けているとされるのが「飲食業界」。

特に東京の新宿エリアはメディアにより大々的に報道され、一番打撃を受けたエリアと言っても過言ではありません。今後、東京の飲食店はどのように変わっていくのでしょうか。

目次

1. 東京の飲食店はどう変わったのか?
2. 今年は東京の飲食店に忘年会はあるのか?

1. 東京の飲食店はどう変わったのか?

屋形船の感染例など(密室で大人数での会食)が話題になり、飲食業も自粛の対象に。3月・4月の歓送迎会シーズンでは宴会を自粛をする企業も
増加し、飲食店で宴会を行う企業は東京でもほぼ0に近い数値まで落ち込んでしまいました。

東京で飲食店を経営されている方にお話を聞いてみました。

◆東京都 飲食チェーン店 店長Tさん
「大人数の利用は消えました。今となっては家族利用等の4人でご利用いただく事は増えてきましたが、ディナーはまだまだ厳しい状況です。」

【ランチの利用は増えてきた】【夜は1日3組・・】
【東京の街から人が消えたんじゃないか?】などなど
共通する答えが多く見られます。

また一番変化をした点が、【見える化】をしっかりと行う飲食店が増えたという点です。
消毒や仕切りの配置、店員のマスクの徹底。
イートインだけではなく、テイクアウトや宅配を行う。
窓を常に開け、換気の徹底。

グルメサイト「食べログ」でも、新型ウイルスの対策を項目として記載するなど、飲食店を利用する人にとっても必要不可欠な情報となりました。私自身もマスクをしていない方を見かけるだけで距離をとってしまう事があるため、そういった対策情報が明記されていると安心して利用できます。

感染対策をしっかりと行っていることを【自社SNS】や【webサイト】【チラシや看板】等でもお客様に見える形で伝える事が重要になってきています。

2. 今年は東京の飲食店に忘年会はあるのか?

今年の忘年会シーズン、東京の飲食店はどのような対策を実施予定なのでしょうか?実際にお話を伺ってみました。

◆東京都 居酒屋経営 Sさん
「今と変わらないです。感染対策の徹底と宴会予約がもし来た場合は貸切とし、他のお客様を入れない。時間で分けてしまおうかと思っています。」

◆東京都 イタリアンバル経営 Oさん
「どうしたら良いかわからないです。自宅飲みの需要が増えることを見越してワインボトルと料理のセットなど、テイクアウトに振り切ってしまおうかと。あとはウーバーイーツ などに頼るしかないですね・・」

◆東京都 居酒屋経営 Mさん
「できるだけ無駄をなくします。例えば人件費や電気代。今から少しでも使う経費を節約してます。あとは広告宣伝費も必要最低限のみですね。業態変更でリニューアルする店舗などのみ告知で広告を流す。それ以外で広告などを使って宣伝したいですが、上の稟議が下りないです。」

まだまだ忘年会シーズンの状況は読みづらいですが現在のような状況が11月以降も続きそうですね。

私の予想としては東京都心を中心に下記のように変化していくと考えます。
・ 飲食店でのzoom飲み会が定着する
・ 自宅飲みや家族飲みが増え、お酒のテイクアウトやオードブルの需要が増える
・少人数での飲み会が復活する(上限3〜4人くらい)

今【笑笑】や【魚民】などを展開するモンテローザでもリモート飲み会のプランが誕生しました。現在ではまだ大規模に需要が広がってはないですが、このようなリモート居酒屋飲み会が必要とされるタイミングが東京都で来るのではないでしょうか?

特に東京の飲食店は【東京の繁華街は危ない】【都内へ行くことを自粛】【飲食店は密になる】など、毎日のように辛い報道がされていました。まだまだ厳しい状況が続きますが、ランチを食べに行ったりテイクアウトをするなど微力ながら応援していきたいと思います!

私たち広告会社が東京の飲食店にできることは、日々飲食に関わる人たちと話す中で得た情報をいろんな方々へ情報共有することです。飲食業界に携わる者として一緒に乗り越えていけたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
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